「曲を書く」事に挑戦を始めた。

自分は10年くらいピアノに向かって旋律をつくりあげるという行為を長年やってきたのだが、これは本当は曲を書くとは言わない。

本当は「譜面に直に旋律を頭で考え、創造しながら書く」事が伝統的なやり方なのである。

音楽活動をやってるとか言いながら、こういう基本的な事が出来ないのは不味かろうということで、マジメに書いてみた。


感覚としては、頭のなかにストックされてるオリジナルの旋律の文法を参照しながらくみ上げるという感じに近い。

適当に勝手に手を走らせ、音符をでたらめに書き連ねるのなら誰でも出来る。そうではなく、短編小説を書く気分でやってみるのである。

実際の音を聞きながらではなく、頭の中でサウンドを譜面にしてゆくのは音大では実際にやらされる実技訓練らしいのだが、こういう事が出来るようになって初めて一流なのかもしれない。

久石とか菅野とか、あの辺の大物作曲家なんかはみんな譜面でさきに管弦楽なんかをドカッと書いている。アレくらい出来るようになりたいね。